末期の水（まつごのみず）とは

「末期の水」とは、命が旅立つ前後に口元を潤す日本の伝統的な儀式です。
ペットにも「ありがとう」「おつかれさま」の気持ちを込めて、そっとおこなう方が増えています。

なぜ行うの？

• 感謝を伝えるために — 長い時間を共にしてくれた命に「ありがとう」を。
• 安らかな旅立ちを願って — 苦しみや渇きを癒すように。
• 心を込めて見送るために — 敬意をもってお見送りするための大切な儀式です。

ご自宅でもできる「末期の水」のやり方

1. 清潔な脱脂綿やガーゼを用意
2. 常温のお水を少しだけ含ませる
3. ペットの口元を優しく湿らせてあげる
4. 「ありがとう」と声をかけながら行いましょう

※ 無理に口を開ける必要はありません。そっと触れるだけで十分です。

最後のやさしいお世話として

「末期の水」は、大切な存在への最後のやさしいお世話です。
そっと触れ、声をかけることで、旅立つ子にも、ご家族にも、心に残るお別れになります。